お問い合わせ

育成就労の日本語教育を職場で続けるには?業務と両立する学習計画の作り方

育成就労
公開日 更新日 情報確認日

日本語教育を続けたくても、繁忙期や交代勤務との調整に悩みませんか。受入れ企業には、業務と学習を両立する準備が求められます。

本記事では、公式資料をもとに職場で続けられる学習計画の作り方を解説します。講習の位置付けから、担当者の分担と振り返りまで整理します。

結論は、制度上の講習を確保し、職場で使う言葉の練習を勤務計画に組み込むことです。

制度の説明は、2026年10月15日に確認した公式資料に基づきます。学習計画や記録の例は、編集部による運用の提案です。

講習の内容や受講の流れは、育成就労の日本語講習のページで紹介しています。

育成就労の日本語講習(オンライン)

  • 認定日本語教育機関によるA1相当・A2目標の講習(各100時間)
  • レベル別・1クラス20名上限の双方向オンライン授業
  • 学習ツールと育成記録・帳票の作成支援まで一体で提供

料金・受講について、お気軽にご相談ください。

\料金・受講についてご相談ください/

講習について相談する

【前提知識】日本語講習と職場学習の役割は?

計画を作る前に、制度上の講習と日常の練習の役割を整理します。

ポイント①制度上の講習を確認

厚生労働省は、育成就労の日本語教育について段階的な能力向上を示しています。就労開始前の準備と、就労中の学習をつなげる考え方です。

A1・A2は、日本語能力の段階を表す日本語教育の参照枠の指標です。必要な水準は、受入れ分野の公式資料で確認します。

厚生労働省の案内では、受入れ企業等に費用負担を含む講習受講のための措置を求めています。試験合格による扱いも含め、本人に必要な講習を確認しましょう。

以上は、2026年10月15日時点の確認内容です。出典は厚生労働省の日本語能力向上のための取組です。

ポイント②職場練習で学びを使う

職場では、講習で学んだ言葉を実際の指示や報告に結び付けます。例えば、作業の順番を聞き直す練習が考えられます。

職場での会話練習だけで、制度上の講習を満たしたと判断しないことが大切です。講習の実施条件は、教育機関や監理支援機関と確認します。

能力水準を先に整理したい場合は、要件の全体像を確認しましょう。関連記事の育成就労の日本語要件でも解説しています。

まずは必要な講習を確認し、職場練習を組み合わせる準備をしましょう。

講習と職場練習の役割分担に迷う場合は、学習計画の整理からご相談ください。

\料金・受講についてご相談ください/

講習について相談する

学習目標は職場のどの場面から決める?

教材を選ぶ前に、本人が困る場面を集めて具体的な学習目標に変えます。

手順①本人と現場の困り事を集める

最初に、本人と指導担当者の双方から伝わりにくかった場面を聞きます。「日本語が苦手」という評価だけで終わらせないようにします。

  • 指示の確認:作業の順番や数量を聞き返せるかを確認します。
  • 報告:終わった作業と残った作業を伝えられるかを確認します。
  • 相談:分からないことを担当者に説明できるかを確認します。
  • 掲示の理解:必要な場所や注意事項を読み取れるかを確認します。

手順②できる行動で目標を書く

厚生労働省は、就労場面で必要な日本語能力の目標設定ツールを公開しています。日本語を使って何ができるかを確かめ、目標を決めるための資料です。

同省は、職場に応じて必要な項目を選ぶ考え方を示しています。詳しくは目標設定ツールの説明を参照してください。

例えば「報告を覚える」より、終わった作業と困った点を、短い言葉で報告できると書きます。写真や言い換えの助けが必要かも、併せて記録しましょう。

学習目標は、点数だけでなく職場でできるようになりたい行動で示しましょう。

本人の日本語力に合う目標が決まらない場合は、仕事で困る場面を整理してご相談ください。

\A1相当・A2目標の講習に対応しています/

講習について相談する

業務と両立する学習予定をどう組む?

ここでは、講習日程と勤務を調整し、学習の機会を確保する方法を紹介します。

手順①勤務表と学習予定を合わせる

講習の日程が決まったら、勤務表を作る担当者にも受講予定を共有します。交代勤務や繁忙期を踏まえ、代わりに業務を担う人も決めます。

編集部の提案は、受講枠と欠席時の振替方法を、勤務計画と一緒に決めることです。空いた時間だけに任せず、実施できる予定に落とし込みます。

  • 講習:開催日時と受講場所を勤務担当者へ共有します。
  • 職場練習:学んだ表現を使う業務場面と担当者を決めます。
  • 振替:欠席時の連絡先と再受講の方法を確認します。
  • 受講環境:端末、通信、音声、落ち着いて学べる場所を確認します。

注意点②労働時間の扱いを確認

厚生労働省の指針では、業務上義務付けられた研修は労働時間に該当します。会社の指示による、業務に必要な学習も含まれます。

判断では、学習の名称ではなく指示や参加義務の実態を確認します。出典は長野労働局の労働時間の適正な把握に関するガイドラインです。

各講習の扱いは、実施方法を整理して人事・労務担当者と確認しましょう。迷う場合は、労働基準監督署などの窓口に相談します。

学習予定は勤務調整と労務上の扱いまで含めて決めましょう。

交代勤務に合う受講予定を考えたい場合は、勤務形態や受講人数を添えてご相談ください。

\監理支援機関・受入企業の方へ/

講習について相談する

職場の担当者と教育機関はどう連携する?

継続のために、教える人と勤務を調整する人の担当範囲と連絡方法を決めます。

手順①連絡窓口と役割を決める

担当者が曖昧だと、欠席や理解の遅れを誰が確認するかも曖昧になります。次のように社内外の役割を整理する方法があります。

  • 社内の調整担当:勤務、受講環境、教育機関との連絡を調整します。
  • 現場の指導担当:業務で使う表現を練習し、困り事を伝えます。
  • 日本語教育機関:講習の目標や進み方を相談します。
  • 本人:難しかった場面や、身に付けたい表現を伝えます。

この分担は、社内運用の例です。制度上の責任分担を置き換えるものではありません。

委託先を検討する際は、職場との情報共有の方法も確認しましょう。関連記事の日本語教育の委託先の選び方も参考になります。

ポイント②教える側の言葉も整える

厚生労働省は、受入れ側がやさしい日本語を使うことも有効としています。相手に伝わりやすい言葉や表現を選ぶ考え方です。

職場では、長い説明を短く区切り、写真や実物と一緒に示す方法を試せます。理解の確認では、次にすることを本人の言葉で説明してもらうとよいでしょう。

「分かりました」という返答だけで判断せず、説明のどこが伝わったかを確かめます。分からないと言いやすい声掛けも、担当者同士で共有しましょう。

連携では、担当者の配置とともに伝え方をそろえる準備も進めましょう。

教育機関との連携方法に悩む場合は、社内の担当体制も含めてご相談ください。

\オンラインで受講できます/

講習について相談する

学習記録と振り返りをどう続ける?

受講した事実と、職場でできたことを分けて記録し、次の学習に結び付ける方法を紹介します。

手順①受講と実践を分けて記録

社内用の学習記録には、受講状況と行動の変化を残しましょう。以下は、担当者間で共有するための記入例です。

記録項目記入例
学習目標指示された作業の順番を確認する
受講状況予定した講習に出席し、確認の表現を学んだ
職場での実践写真を見ながら、作業の順番を言い直した
必要な助け順番を示す言葉は、担当者が言い換えた
次の目標同じ場面で、自分から聞き返す

この記録例は、社内の振り返り用です。制度上必要な帳簿や様式は、公式資料に沿って別途確認します。

手順②続かない理由を見直す

予定どおり進まない場合は、本人と担当者で負担や難しさの原因を確認します。勤務の変更、教材の難度、受講環境などを分けて考えましょう。

振り返りでは、できたことを確かめ、次に練習する場面を絞ることを意識します。出席の有無だけで、日本語力の伸びを判断しないようにします。

確認する日をあらかじめ予定に入れ、本人・現場・教育機関の見方を持ち寄ります。目標や実施方法を変えた場合は、その理由も残しましょう。

記録は評価のためだけでなく、次の学習を調整する材料として活用しましょう。

学習が続かない原因を整理したい場合は、現在の予定と困り事をもとにご相談ください。

\料金・受講についてご相談ください/

講習について相談する

よくある質問

職場で会話練習をすれば、日本語講習の代わりになりますか?

職場の会話練習だけで、制度上の講習に代えられるとは判断できません。必要な講習の条件を確認し、職場練習は学んだ言葉を使う機会として組み合わせます。

全員に同じ学習計画を使ってもよいですか?

共通の計画を土台にしつつ、本人の日本語力と担当業務に合わせた調整を勧めます。聞くことと読むことなど、場面によって得意・不得意も確認しましょう。

勤務時間外の日本語学習は、すべて自主学習ですか?

勤務時間外という理由だけで、自主学習とは判断できません。厚生労働省の指針では、業務上義務付けられた研修などは労働時間に該当します。

名称にかかわらず、指示や参加義務の実態を確認してください。個別の扱いは、人事・労務担当者や労働基準監督署に相談しましょう。

忙しくて予定した学習ができなかった場合は、どうしますか?

まずは、実施できなかった理由と振替方法を確認します。勤務の調整や学習内容を見直し、本人と担当者が実施できる予定に組み直しましょう。

この記事のまとめ

育成就労の日本語教育は、制度上の講習と職場での実践をつなげて計画します。勤務調整、役割分担、記録と振り返りまで決めることが大切です。

ただし、合う進め方は、本人の日本語力や業務、勤務形態によって異なります。共通の予定をそのまま当てはめず、実施状況に応じて調整しましょう。

自社に合う進め方に迷う場合は、講習と職場学習の組み立て方についてご相談ください。

  • 制度上必要な講習を確認し、職場練習と組み合わせる
  • 学習目標は、仕事でできるようになりたい行動で示す
  • 勤務調整、振替方法、労働時間の扱いを確認する
  • 社内外の担当者を決め、本人と一緒に学習を振り返る

受入れ準備から継続的な学習まで、自社に合う計画を考えたい方はご相談ください。

\A1相当・A2目標の講習に対応しています/

講習について相談する

※本記事は 厚生労働省「外国人育成就労制度における日本語能力向上のための取組について」・厚生労働省「就労場面で必要な日本語能力の目標設定ツールを開発しました」・厚生労働省・長野労働局「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」 等の公開情報をもとに、特定技能サプリ編集部(株式会社AIサプリ)が作成しています。制度や試験の最新の要項・日程・料金は、必ず各実施機関の公式情報をご確認ください。

講習のご相談

育成就労の日本語講習の料金・受講について、担当者がご相談を承ります。

講習について相談する

講習のご案内資料

まずは社内で検討したい方、情報収集中の方もお気軽にどうぞ。

資料を請求する